母体を通じてのみ遺伝するミトコンドリア細胞を通じて、私たちは遺伝子の変形を経験します。しかし、遺伝子の変形は疾病ではなく、疾病に関する解決策を提示してくれます。 私たちもやはり、命をくださる母を通じて永遠の命に関する解決策を見つけることができます。
私に、「ミトコンドリア遺伝」について講演できるように、お許しくださったエロヒム神様に感謝いたします。
この主題により「遺伝的変形を通じて、私たちがどんな疾病を見つけて解決することができるのか」また「命において母親がどんなに重要な役割と任務を遂行するのか」明確に説明いたします。
ミトコンドリア
先にいくつかの単語に関する用語解説をいたします。
遺伝子
遺伝子は遺伝的情報を記録している単位であり、生物の細胞機能に関する情報が含まれたDNAの一部分です。情報の始まりと終わりを知らせる要素があり、その情報は、生物を構成するタンパク質の形成を決定します。
染色体
染色体は棒状の最も小さい器官であり、有糸分裂と減数分裂が成される間、細胞核の染色質(クロマチン)を構成します。
ミトコンドリア
ミトコンドリアは細胞活動、すなわち、細胞呼吸に必要な大部分のエネルギーを供給する細胞小器官です。
ミトコンドリア ゲノム
ミトコンドリアDNAとも呼ばれるこのミトコンドリアゲノムはこちらをご覧の通り、英語の略字ではmtDNAまたはMDNAといいます。それでは、ミトコンドリアゲノムは何でしょうか?ミトコンドリアゲノムは、細胞のためにエネルギーを生成する器官であるミトコンドリアの遺伝子物質です。 さらに、ミトコンドリアDNAは真核細胞分裂時に自動的に自家生成します。
ミトコンドリア遺伝の秘密
大部分の遺伝子物質は、細胞核の内部染色体にあり、ミトコンドリアも独自のミトコンドリアDNAと呼ばれる別のDNAを少量持っています。 ミトコンドリアの遺伝子物質の変形は、独特のパターンで遺伝されて、数種類の疾病を誘発する原因になります。 しかし、この物質変形は、疾病の原因というよりは、疾病を解決できる解決策にもっと近いです。
精子が卵子と出会って受精する時、精子は核だけ入って行って、その尾とミトコンドリアは破壊されます。受精卵を作り決定するのは、唯一母親から遺伝される卵子の中のミトコンドリアです。このようにミトコンドリアは、唯一母親から遺伝される独特のパターンを見せます。
このミトコンドリア母系遺伝は「326種症候群と疾病」、「ミトコンドリアゲノム(遺伝子)の突然変異とかかわる特殊な表現型」を見つけるのに重要な基盤になりました。
ヒトミトコンドリアDNAは、ミクロ進化研究に適した唯一の特性を持っています。このDNAは、人間の骨に存在するため、はるか以前に死亡したとしても、個人のゲノムを得ることができます。一例として、チリ北部で発掘作業がありました。考古学、人類学はミイラなどを研究して来たのですが、ミトコンドリアDNA研究を通じてチリ北部、古代人たちの起源、さらに進んで現代のチリ人とプエルトリコ人の起源までも識別することができました。
このプレゼンテーションは、皆さんに遺伝学の講義をしようとするのではありません。ですので、ここで手短かに説明を終えます。
神様の約束、永遠の命
聖書は私たちに非常に重要な事実、まさに永遠の命について知らせてくれました。
これこそ、御子がわたしたちに約束された約束、永遠の命です。
一ヨハ2:25
私たちは神様から、永遠の命の約束を受けました。
ところで、兄弟たち、あなたがたは、イサクの場合のように、約束の子です。
ガラ4:28
科学は命を得る方法を研究していますが、聖書は神様が私たちに永遠の命をくださると知らせてくれました。それなら、すべての人類に向けて、次のような質問をしたいと思います。「誰が、終わりの日に、私たちに永遠の命をくださるのでしょうか?」
まさに、“霊”と花嫁です。
命の水をくださる“霊”と花嫁
“霊”と花嫁とが言う。「来てください。」… 命の水が欲しい者は、価なしに飲むがよい。
黙22:17
ヨハネの黙示録22章17節には 「“霊”と花嫁とが言う。来てください。」、「命の水が欲しい者は、価なしに飲むがよい。」と述べています。“霊”と花嫁は人類に永遠の命をくださろうと今も私たちを呼んでいらっしゃいます。私たちは永遠の命を得るために、“霊”と花嫁のもとに進み出なければなりません。すべてのクリスチャンは聖霊が 父なる神様であることを知っています。それなら“霊”と花嫁から命をもらう私たちは誰ですか?まさに約束の子たちです。
花嫁、天のエルサレム私たちの母
約束の子である私たちに、終わりの時に命の水をくださる花嫁は誰でしょうか?ヨハネの黙示録21章9節では、一人の天使が花嫁、すなわち小羊の妻を見せてくれると言いました。
小羊の妻である花嫁を見せてあげよう。… 聖なる都エルサレムが神のもとを離れて、天から下って来るのを見せた。
黙21:9
小羊の妻である花嫁 = 聖なる都エルサレム
ここでは、花嫁として、天のエルサレムを見せてくれました。しかし、この天のエルサレムは、中東の肉的エルサレムを指しているのではありません。まさに霊的エルサレムです。なぜなら、使徒パウロは、霊的なことは霊的なもので解釈せよと言ったからです。それなら花嫁は、果たして誰でしょうか?ガラテヤの信徒への手紙4章26節には、「天のエルサレムは、いわば自由な身の女であって、これはわたしたちの母です」と記録されています。
天のエルサレムは、いわば自由な身の女であって、これはわたしたちの母です。
ガラ4:26
エルサレム = 母
花嫁 = 命の水をくださる母
天のエルサレムは“霊”の花嫁であり、私たちの天の母です。ですから、私たちは、私たちに価なしに命の水をくださろうと呼んでおられる花嫁のもとに進み出なければなりません。
命の根源である母なる神様
ローマの信徒への手紙には、アダムが来るべき方を前もって表す者と明確に記録されています。
アダムは、来るべき方を前もって表す者だったのです。
ロマ5:14
アダム = キリスト
アダムは、来るべき方を前もって表す者だと言ったが、それなら来るべき方は誰ですか?聖書はキリストだと言っています。アダムがキリストを表すなら、その妻エバは誰を表す人物でしょうか?
アダムは女をエバ(命)と名付けた。彼女がすべて命あるものの母となったからである。
創3:20
ほとんどの聖書で「エバ」の欄外註を見てみると「命」と明示されています。創世記3章20節に記録されたエバをすべて命あるものの母と称する理由は、エバが命そのものだからです。結論と的に、アダムは父なる神様を、エバは母なる神様を表すということです。
アダム = 父なる神様
エバ = 母なる神様
イブミトコンドリアの実体であられる天の母
多くの科学者は、母親から受け継いだ遺伝子を指して、イブミトコンドリアと言います。使徒パウロは、この地にあるすべての制度は、天の制度の影と写しと言ったので、私たちに命を与えるイブミトコンドリアの霊的実体は、まさに命の源であられ、私たちに永遠の命を下さる母なる神様です。
今日まで未だに多くの科学者たちは、このイブミトコンドリア遺伝子の、世代を遡って行く追跡を通して、草創期の人類の特徴を推定することのできる、いわば「イブ(エバ)ミトコンドリア」を見つけ、命の秘密を調べるために研究し続けています。彼らはイブミトコンドリアがどの国に実際に存在したのか絶えず研究しており、多くの地域で、これを証明するために努力しています。
しかし、私たちは影だと言える細胞の中にあるミトコンドリアに、もうこれ以上こだわる必要がありません。すでに霊的命の実体であられ、源であられる天の母に会ったからです。私はその方(霊的エバ)を命と呼びます。 ありがとうございました。